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2011年5月

栃木県鹿沼市でてんかん患者が起こした死亡事故について③

 自称(?)霊能力者が6100万円騙し取ったとして逮捕された滋賀県高島市に住んでいるしろのすけです。

 

 というかこれ1人の被害者からこれだけ騙し取ったのね…。あるところにあるんですねぇ。

 

 ネタ元→詐欺:霊能力者かたり、6100万円詐取容疑 高島署、女を再逮捕 /滋賀毎日jp

 

 まぁ鹿沼の事件からこっち、てんかん発作による意識障害下での人身事故の報道が目立ちますね。ある日突然同一原因の事故が増えるというのは考えにくいから、ひょっとして報道各社が今までどう書いていいものか戸惑っていたのが、鹿沼の事件を契機に報道しやすくなったと考えているのかな?

 それはそれで考えてしまうんですけどね。

 

 え~今回は一昨年の横浜と今回の鹿沼との共通の部分について考えてみたいと思います。

 

 それはつまり、家族の対応です。特に親のね。

 

 横浜では親の会社での仕事中に患者が死亡事故を起こしました。鹿沼のケースでは報道されていた通り(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201104/2011042200632)母親がてんかんを隠して自動車を運転することを少なくとも黙認していましたね。

 

 で、その結果が皆さんご存じの通りですよ。

 

 ではなぜ親は患者である子供の運転を止められなかったのか?

 

 本人の供述や鹿沼の患者の母親の手紙からすると「運転できないと就職でない。もしくは失業してしまう。」という考えがあったようですね。それが動機の全てとは限らないかもしれませんが。もちろん他人様に危害を加える可能性について目をつぶることは決して許されることではありません。

 

 まあ確かに自動車の運転ができないというのは現代日本において結構なハンデですよ。都市部だとまだそんなにハンデを感じることはないかもしれないけど、地方に行けばクルマは生活必需品という見方が普通。

 

 そんな中クルマを運転しなくても済む仕事が少ないのもまた事実。いや地方はホントそうなのよ。かといって工場系は全部ダメだしね。

 

 じゃあただ手をこまねいて見ているだけ?どこからか幸運が転がり込むのを口を開いて待っているだけ?

  

 そういうわけにはいかないですよね。てんかん患者も健康な人と同じようにお金が必要だし。普通援助してくれる親は先に亡くなるし。何かしら収入を確保しなきゃならない。

 

 ではルールの枠内で何ができるか?それを一緒に探してやることや子供のの努力を見守ること、場合によっては方針変更も提案すること。これが本来の親としての責任でありしてあげられることなんだと思うのですけどねぇ。

 

 少なくとも鹿沼のケースでは患者は子供の頃からてんかんで通院していたというから、社会に出る直前・または社会に出て間もなく発症した人に比べたら準備期間という面では結構恵まれていたはずなんですけどね。けどそのチャンスはどうやら活かされていなかったようですね。被告の年齢を考えたら学齢期にネットでそこそこ情報をあつめることもできたでしょうに。

 

 間違った親の愛は子供を堕落させますよ。今回はホントに取り返しが付かない結果になってしまいました。

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栃木県鹿沼市でてんかん患者が起こした死亡事故について②

 残念ながら地元の山で遭難事故があった滋賀県高島市に住んでいるしろのすけです。

 

 今年は昨年に比べても平年比でも気温が低いですから、体力の低下のスピードが想像以上だったのかも。

 

 ネタ元→比良山系で遭難、女性団体職員死亡 滋賀 MSN産経ニュース

 

 え~個人的には自分の周囲で急にドタバタ物事が展開しておりまして。

 

 そんなこんなで今ごろ栃木県鹿沼市でてんかん患者起こした事故についての記事その②です。

 

 と、その前に追加情報。容疑者の事故履歴と医師の対応についての情報。

 

 栃木・6児童死亡事故 柴田容疑者、7年間に6件の物件事故 MSN産経ニュース

 

 医師、運転しないよう指示 栃木のクレーン車事故容疑者に東京新聞(TOKYO Web)

 

 それじゃあ上記の情報を踏まえたうえで2つめの疑問。

 

 「栃木県警・公安委員会は何で容疑者に免許交付したの?」

 

 てんかんの持病自体については自己申告というザルシステムなので行政現場にその責任を追及するのは、矛先が違いますよね。

 

 でも、さすがにこれだけ事故を起こしている人間に何もなしで免許交付というのはおかしくないか?

 

 事故記録・違反記録でコイツ大丈夫か?という疑問は出てくるだろうから、そのあと適性検査と血液検査と実車での検定と面談をしてからでも免許交付しても別に誰も文句は言わないと思いますけどね。

 

 でも法的裏付がないと何もできないとか言われるかもね。別に法律を改正しろとは言わない。でも警察庁・公安委員会で政令を改正してくれたら今すぐでもできるわけだし。

 。

 てんかんに限らず意識消失による事故というのは実際に起きているわけですから、事故防止に積極的に動かないと監督官庁が被害者から不作為で損害賠償請求されるかもね。

 

 3つめの疑問については担当医は明確に「運転するな」と言っていたということですね。現行法のもとでの責任は果たされていたということです。

 

 でも事故は起きて6人の子供たちが失ういわれのない命を奪われた。

 

 じゃあ医師の側で何ができるか。もちろん「運転するな」と言ってある患者が運転しているのを知ったなら、警察に通報の義務を課すべきかもしれない。

 

 でも今回のように医師にも「運転していません」と言いながら実際に運転している人にはどうしたらいいだろう?

 

 究極的には患者情報を警察に提供しなければならなくなるかもしれないですね。基本的には免許取得・更新の段階で健康診断を受けてもらって運転に問題がないことを診断書に書いてもらうスタイルになるかと…。

 

 警察・医療機関双方に言えることですけど、これからは患者のモラルに頼った性善説的な発想で免許交付しちゃダメということですね。患者は嘘をつくことがありその結果取り返しが付かないこと起こり得ることが今回の事故ではっきりしたわけですから。

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